ヨタカの星

揺れる胸の影は吐き出して逃げてしまえ

旅立て明日の空へ身軽に

傷を癒すための時間など関係ない

確かに大人になり強くなれ

赤く燃えて行けよそのまま

命綱も忘れ青空へジャンプしたい

足元の空へジャンプしたい

孤独な風僕を包む夢を食べる

 

頑張って頑張ってく先が変わらない明日を作る

満ち欠け繰り返してまた昇る

土地は荒れ果てたけど空は変わらず元気だね

出会い離れていくあの雲も

星を駆ける汽車に乗りたい

夢と運命のケジメなんて無くしていたい

目覚めなんてなくたって良い

孤独な花空を見上げて夢を描く

 

ヨタカの星よヨタカの星よ

夢は叶うのか夢は叶うのか

 

若いヨタカが水面を駆ける

僕を走らせている

都会の海で狂いながら

道を無くした

 

ヨタカの星よヨタカの星よ

夢は叶うのか夢は叶うのか

 

新しい旅に出よう

新しい旅に出よう

アンテナ

まだまだ知らなかったものって

たくさんあるんだな

アンテナを向けるのを忘れていて

気づけずにいた

 

気づいた時には

それらはもうすでに終わっていた

これから始まる事は無いのだけど

 

時間を超越して良いものは良いと

今なお感じられることに安心する

 

音楽や絵や詩の言葉たち

たまには空にアンテナを向けよう

宝物

コレクターの人たちが好きな物を集めて大事そうに飾っている

同じように私にとってはここにある言葉たちが宝物であると気づいた

誰かに認められて特別になる必要はなくても

自分らしくありのままで

暮らしていける場所を見つけたい

 

呼び起こされる感情の揺らぎは、ある時期の生活の風景を思い出させて

頭から心まで、それを反芻してみる‥

 

夏の景色

 

今はもう遠い場所で、でも思い出の実感はまだここにはあった

 

終わらせようとしたのは自分で

一体何を始めようとしたのだったか‥

世間の流れに逆らって

時間をかけて歩んできた

 

この場所で生み出すことに

どんな意味があるのだろう

 

遠い場所に来たのだけど

想いはあの頃と繋がっていて

 

周回遅れで追いかけるのは

ここまで歩んできた道のりだ

詩情

何というか

どこかで聞いたことのある歌

音の空間に浸りながら

静かな街の路地を歩いた

 

暗がりに冷たい風

温かな幻を想いながら

叶わない夢を描いた

 

あくせく働いて

時の流れに流されながら

決まってた運命を歩んできた

このまま生きて

時の流れに流されながら

時折はこんな詩情を思い返す