2007-01-01から1年間の記事一覧

my space

MySpaceにて数曲配信中です.興味ある方良かったらのぞいてみてください↓ http://www.myspace.com/pumpkinkeiki

宝島

上を見上げたら君は笑ってた 僕は知らずに歩き続けた 心構わず行方も知らず 秋の人情枯れ薄 積み上げてきたものを崩し続けて歩んだ 光はいつしか闇だった 月は夜風に慰みながら 心はお酒を傾けながら 何処へ向かうのトンボのような 回り続ける瞳の奥で 何が…

白い空

荷物を置いて目一杯に伸びをする 朝のような冷気が顔中を覆って 目が覚めるようでまた夢を見るんだ 優しいな 全ては 言い訳をしない ただ 季節が変わる 子供の歌う声がする 風は冷たいが 地中に棲みゆく秋を見た 次を生むための冬が始まる 想っているものが…

mabataki

遠くの空眺めている胸に浮かべた光消えていく だから僕も君の傍で風に吹かれようと思う 瞬きすらも忘れかけてる 目を閉じれば広がる海の庭 歩き出していこう 勇敢な君思い出した 大切は消えてくのかな空は回り続けててちっぽけさ 思い出がたんぽぽの種になっ…

my space

夜風のささやきが聴こえる夜には 何もかも全て見ないのさ 暗い夜道を自転車が駆ける しずくが飛び散ってまぎれてゆくのさ ずっと空を流れて あの星のように 暗がりの隙間うめていく 今にも 今にも 一人の夜にサックス響け まだ何も何にも始まっちゃいないん…

流れるプール

僕は流れるプールの出水口を無意味に塞き止めようとして踏ん張っていた。 気楽に流れに任せ浮かぶことがなんでできないのか、それが不思議だった。

せきららら〜

[南瓜草子]

全てを降りてしまわなければならない 物事の下っ端を見上げるために 僕の好きなあの人やこの人がいて ふと逃げ出したくなってしまう 負けたくないし勝ち誇りたくもない 地下道を抜けて小さな光が漏れていた 賞賛の声は嘘つきたちの賛美歌だ 真っ赤な舌を引っ…

人は誰しも頑固者です。 どんな人も、幾分か当たり前に。 おっきーな岩がでーん。。。 的なあいつの頑固魂。 素通りするにも何か気に触るんだ。 生来俺も頑固者。 渾身の力でひっくり返す。 ずずずどーん… こりゃぁ何だってよう? こびりついた土跡、だんご…

ぶっきら坊なお父さん 何考えて突っ立ってんの 息子は無関心でゲームやってて 娘もつまらなそう お母さんは申し訳なさそうにしていて 店員さんは黙々と後処理をする コーヒーをこぼした位じゃ 今時の床はそんなに汚れないよ 隣のいんちきくさい白づくめ熟年…

夜風のささやく 八月の道を 幸せ探して 星空を見上げ 広い大地と 広い空 当たり前に優しい 明日がある 流れる星のようだな 幸せは 過ぎ去って過ぎ去って過ぎ去ってゆく ゆっくりとゆっくりとゆっくりとゆっくりと ゆっくりと帰る 星を探す ゆっくりと帰る 星…

小宇宙のベランダ

言葉の奥に何を沈めているのかは秘密 星が旅の疲れを癒してる 見つけたときは 思わず声が漏れそうになったけど 深呼吸して落ち着いたふりしたら 何にも知らないって気がした そしたら嫌な毎日もずっと上手くやれた でもまだ信じてる この先何度でも出会える…

さんごの木

さんごのような木の手が 風に吹かれて いろんな所へ伸びている 時間が経てば影が伸びて日の色も変わる 風はきっと優しくなる いったい何をしに来たのだったか とにかく連れ出そう 外を歩く理由は歩く途中で見つかる 二つの影をしょって行くんだ

信じることが難しいのは 疑う針が抜けないのは 穴をぐぐぐと絞って 小さくさせたから がっちり定めてしまうと苦しくなる この世の中は暗号レースだ 全ては移り変わる過程にある 優しい風に委ねよう いづれ港に辿り着く しばらくしてまた 海に還ることもある…

今日少しはっきりしました. 日本人の特徴でもあるんでしょうが 基本的にはっきりしない性格です,僕は. そしてこの性格はどうやら,少なからず なめられてることが多いようです. 本当はこうしたいのにな,て伝えてきたつもりが 全然わかってくれてないね…

わかりきったことを何度も聞く 同じ道で何度も迷う どうにか君をみつけて 心を尋ねても あやふやな答えだから ことばにつまっている 足りないものを探すから迷う たくさんの望みを好き勝手ゆやぁいいんだ 緊張の解けた君は ずっと先の大きな木 一人で立てて…

砂時計

砂時計を ある時期になれば引っくり返す 今まで与えられてきたものが無くなって 空っぽになる そして 最初はちっぽけでも 些細なものを少しずつ溜めていって いつしかこれで良かったんだと思い始める その頃に また次の人が砂時計に手を伸ばす

今日は

赤い竜に乗って緑の竜に乗って 帰る また明日の朝も 緑の竜に乗って赤い竜に乗って 行って 赤い竜に乗って緑の竜に乗って 帰る

背伸びをしすぎたせいで 足がつってしまったんだとか 思い違いをする もっと素直に世界を見た方がいいだろう そして私は私を 右に左に揺るがすその存在を見極めたくて 虫眼鏡という名のレンズを買った ブレーキの金具を下ろしたまま やけくそに走っていて 徒…

窓越しの空は灰色だ なぜか憂欝な月曜日 気を抜いたら君の嫌いな私になってしまいそうな 通過する駅のぷらっとほーむ さえない顔に私は共感する 伸ばした手が届きそうな手をつかみ落ちていった夢 重力の制約のもとで肉体はジャンプして 正直者の視線は着地点…

白く灰になった僕に気付くだろうか ターミナルを大きなカバンが転がる 寄り掛かった君がふいに左手をのぞいた きっとカラフルな旅立ちに一色の悲しみは降り注ぐ それは強い焦燥感の現れ 僕は白い灰になった もういなくなったホームに一人 舞い落ちた

イラストレーター

そのイラストから力をもらうのか イラストを生み出したのは誰だろう イラストに描いた対象が素敵なのか イラストレーターの一瞬のひらめき イメージの想起 そのイラストの良さは何だろう イラストは何でも答えてくれそうな そして私はどんな想いを託そうか …

パン生地君が逃げ出した まな板の上に投げ付けられて 伸ばされて強く押し込められて 少しずつ柔らかくなっていく やがて立派なパンになっていくことから逃げ出したんだ 一度焼かれてしまうと元には帰らない 彼には彼の夢がある ある漠然とした夢がある 焼か…

世界はまだ全然表情を変えちゃいないから そのドアを開くことは許されない 時計の針がチクタクと音を急いているが 壁のやがて溶けた その先の道をゆく 街の歩道を 寄せ返す人々 繰り返す日々 それぞれの先にいくつもの海がある 零れそうな波はずっと静かだ …

mixer

プラスチックケースの中はわけのわからんもんでぐちゃぐちゃだ 蓋ができない 変な匂いがする 何を混ぜたのか忘れた 中身を捨てて洗剤で洗え きれいな水ときれいな泡だ 泡の湯舟に浸かったら 君はもうつるつるのサラピンだ そしてプラスチックケースは消えて…

板になる覚悟はあるか ただの板になる 海面に浮かぶただの板になる 空と海とに囲まれて 何も考えちゃいないけど 何も感じないわけでなく 色んなもんに漂って 色んなもんを感じてる 時折空から鳥が夢を語り 海の魚は安らぎへと招待する でもただの板は飛んだ…

街角

軽量級のこの身一つでたくさんを背負えるわけは無いさ めいっぱい幸せなふりをして幸せなやつだって思われてたらいいや ああすべてが思い通りになりはしないと知ってる だから僕らは同じ目線で歩幅合わせて進もう 忘れかけた光と影の狭間の町を 胸の湖畔に小…

おつりはいらない

言いたい事に言葉が追い付かない時も 言いたい事が無いまま喋り続ける時もあり、 ここ一番で電話ボックスが見つからない時や スーパーマンになって目的を忘れた時もあり。 世界と人とが過不足して 夕焼け電車は在庫返品作業中 おつりはいらんが つけは未来の…

先入観のしがらみと 自尊心の落書きだ それはドライアイスの煙 右も左もわからなくなって 見失わないように それの向こう側 光と影が眩しく 過ぎ去ってしまう前に 白抜きの真実を信じたい じっと目を懲らしたら 大事なもの一つ拾えるかも もやの向こうへと行…

人ってやつは泥まみれ 乾き始めて白くなる 白い理屈を身にまとい 少し強くなって積み上がる すぐにかぴかぴにひび割れて 隙間には風が吹き抜ける そして雨 春の雨が降って 一瞬で全て溶ける それでまた価値観のリセット 結局元の泥まみれ