窓越しの空は灰色だ
なぜか憂欝な月曜日
気を抜いたら君の嫌いな私になってしまいそうな


通過する駅のぷらっとほーむ
さえない顔に私は共感する
伸ばした手が届きそうな手をつかみ落ちていった夢


重力の制約のもとで肉体はジャンプして
正直者の視線は着地点を探ってしまう
心は宇宙空間を漂って自由だけど
ずっと同じ方向にしか行けなくて


だけど引き寄せ合う力ってのはあって
何か知らないうちに近づいてるもんだ
いっぱいの心たちは私の周りを飛び交って
あいさつしたりさよならしたり


心は開いたり閉じたりの呼吸をして
近いようで遠い見せかけの存在にいらいらしたり
遠くにいても近い心が私を勇気付けたり


ぴったりの音楽が始まって驚いた
伸ばした手が届きそうな手をつかみ落ちていった夢


旅の途中