背伸びをしすぎたせいで
足がつってしまったんだとか
思い違いをする


もっと素直に世界を見た方がいいだろう


そして私は私を
右に左に揺るがすその存在を見極めたくて
虫眼鏡という名のレンズを買った


ブレーキの金具を下ろしたまま
やけくそに走っていて
徒労感でふやけてしまう


逃げの言い訳からは足を洗う位置にいるようだ


そして私は私を
囲い続ける自分という存在を確かめたくて
鏡という名の銅板を買った


何かが映っていて何もわからなかった


そんなだからね
好きだという気持ちから始めてみたい


いつの日か
想いとは裏腹な世界が流れゆくにしても
怖がらずにね
好きだという気持ちから始めていたい


♪ずっと好きでいられたなら 魔法をかけて
   真夏の風に吹かれながら
 ずっと好きでいられるような 世界を見たい
   全てが始まりまた終わる