南瓜草子

僕ならばそこにいけるかな. 楽しいことがあるなんて保障は無くて それは悲しみを内包している. 人はみなそれを青さだと言った. 空の青さと同じようなものだ. それは悲しみを内包している. 自由はなんだか 夜になる前の 夕焼けのような 不安でいっぱいだ…

前を向いて歩く 僕の感情は姿を変えて 行く手に後悔は無い 自分を否定するでなく 相手を受け止める ゆっくりと前を向いて歩く すれ違う人と笑ってみよう 何度も空手をさらす 心のままに旅をして 心地よい風吹く 体は軽くなって遠くが見える 果てしない空 未…

背伸びをしすぎたせいで 足がつってしまったんだとか 思い違いをする もっと素直に世界を見た方がいいだろう そして私は私を 右に左に揺るがすその存在を見極めたくて 虫眼鏡という名のレンズを買った ブレーキの金具を下ろしたまま やけくそに走っていて 徒…

窓越しの空は灰色だ なぜか憂欝な月曜日 気を抜いたら君の嫌いな私になってしまいそうな 通過する駅のぷらっとほーむ さえない顔に私は共感する 伸ばした手が届きそうな手をつかみ落ちていった夢 重力の制約のもとで肉体はジャンプして 正直者の視線は着地点…

世界はまだ全然表情を変えちゃいないから そのドアを開くことは許されない 時計の針がチクタクと音を急いているが 壁のやがて溶けた その先の道をゆく 街の歩道を 寄せ返す人々 繰り返す日々 それぞれの先にいくつもの海がある 零れそうな波はずっと静かだ …