白い空

荷物を置いて目一杯に伸びをする
朝のような冷気が顔中を覆って
目が覚めるようでまた夢を見るんだ
優しいな 全ては
言い訳をしない


ただ 季節が変わる
子供の歌う声がする
風は冷たいが


地中に棲みゆく秋を見た
次を生むための冬が始まる


想っているものが上手く表現できなくて
地平は遠く薄らいでいった