砂をはらった.
それは僕の自信だった.
何という気も無しにはぎとられてしまった.


普通の幸せを得るためだとか,
ありふれた想いを知るためだとかいって.
ああ,いっそゲームにでもはまってしまえばいい.


ひねくれた言葉を捨てて
独創は消えて,
奥まった森で枝の折れた音が響く.


負けっぱなしも悪くないよ.
だけど,さっきから弱音が押し寄せている.


地面を掘って掘って手を.
掘って掘って手を.
トンネルのかなた...