ゆうめ

少しの間,中学の頃に戻っていた。
まだ世紀が変わる前の時間。
到底つかめないような感動が次々と押し寄せて
閉じこもっていた心にはいつしか内側に光を見つけた。


何もかもが決まっていなくて無限の可能性があった。
例えば君の事、笑い合う幻を見ていた。


夢を見てた。ただの夢を見ていた。
知らない路地を駆け巡って
迷いの果てにきっとどこかにたどり着けるって。