風化

時代は風化していく。
最近はやけに時代小説を読む。


平安時代や戦国時代や江戸時代から近代まで。
武士や兵隊や貴族から茶人まで。


それらはある意味でフィクションであって、
日本人の日本人たる憧れが投影されている。


皆は一様で、頑なで慎ましくひた向きで優しく
思いやりがあり強く信念を持ち、同じ日本人であることを嬉しく思う程
美しい。


日本人は自己愛が強い。
それを知ったところで自分は変えられない。