好きこそものの上手なれ
下手の横好き

オリンピック選手があんなにも突き詰めた脅威のパフォーマンスができるのは,その競技を好きでい続けた結果だと思う.
何か惹きつけられるものを見出して,信じ続けてきたからだ.

現実に’必ず〜なる’という100パーセントはあり得ないから,上手くいかないときもあるはずで,そういった時に,気の緩みや気の迷いと戦って,諦めず,集中し続けてきたんだ.

あいまいな現実を疑わずに,少し先の希望を信じ続けたものにこそ,少し先の女神は微笑むのだろう.

不安や迷いの中で混沌としている時,自分に与えられた道は靄がかって見えなくなる.しかし,一歩先にある道を素敵なものに変えていくのは自分だ.
そして,未来を信じられないでふわふわした気持ちでは,すばらしいものは生み出せない.つかめない.

体操競技のように,採点基準はたとえ一つであっても,観客の心にはまた違う想いが映る.他の種目でもそう.
だから,もしも結果や栄誉につながらなくっても,胸を張れるならそれでいい,と思った.